膝蓋骨骨折
- 転倒して膝を強く打ちつけた
- 膝が腫れて、歩けないほどの痛みがある
- 膝を動かすと激痛が走る
- 膝のお皿(膝蓋骨)の位置がずれている気がする
- 膝を伸ばせない、力が入らない
- 骨折の手術後、膝の曲げ伸ばしがうまくできない
これらの症状がある方は、「膝蓋骨骨折(しつがいこつこっせつ)」の可能性があります。
膝蓋骨骨折は、日常生活やスポーツ中、転倒事故などで多く見られ、特に中高年の方の転倒による受傷が多い骨折です。
膝蓋骨骨折とは|桂東洋鍼灸整骨院
◆膝蓋骨骨折とは?|膝のお皿の骨が折れる状態
膝蓋骨とは、膝の前面にある「お皿」と呼ばれる骨で、大腿四頭筋(太ももの前面の筋肉)と膝下の脛骨をつなぐ腱の中に存在する種子骨です。
この膝蓋骨が、転倒や外傷によって折れてしまうのが「膝蓋骨骨折」です。
◎骨折のタイプ
膝蓋骨骨折には以下のようなタイプがあります:
- 横骨折:膝を曲げる力で上部と下部に割れる
- 縦骨折:縦方向に裂けるような骨折
- 粉砕骨折:複数の骨片に砕けてしまう
- 剥離骨折:靭帯や腱の牽引力で一部が剥がれるように折れる
どのタイプにせよ、膝関節の機能に大きな支障をきたすため、しっかりとした固定とリハビリが不可欠です。
膝蓋骨骨折の原因とは|桂東洋鍼灸整骨院
◆なぜ起こる?膝蓋骨骨折の主な原因
✔転倒による直達外力
もっとも多いのが、転倒して膝を地面や硬いものにぶつけることで起こる骨折です。
特に以下のような場面に注意が必要です:
- 雨や雪などで滑りやすい路面での転倒
- 自転車やバイクの転倒事故
- 高齢者の立ち上がり・歩行中の転倒
✔間接的な筋収縮
- 強く踏ん張った瞬間に太ももの筋肉が急激に収縮し、その力で膝蓋骨が割れることがあります。
◆放っておくとどうなる?後遺症リスクに注意
膝蓋骨骨折は、適切な処置をせず放置すると、関節の可動域が著しく制限されるだけでなく、痛みや歩行障害、階段の昇降困難などが慢性化してしまいます。
- 膝の曲げ伸ばしができない
- しゃがむ・立ち上がるなどの日常動作が困難になる
- 関節の変形や不安定感が残る
- 骨癒合不良・関節拘縮(固まって動かない)になることも
骨がついても、元の機能を取り戻せるかは「その後のリハビリ」にかかっています。
そのため、整骨院での施術やサポートが非常に重要です。
膝蓋骨骨折の治療法とは|桂東洋鍼灸整骨院
◆整骨院・鍼灸院でのアプローチ|当院での施術内容と強み
整形外科での手術や保存療法(手術をせずに固定)後、痛みが落ち着いてからのリハビリ・再発予防は整骨院が得意とする分野です。
◎①手術後・固定後のリハビリ開始
- 可動域訓練(関節の曲げ伸ばしを徐々に取り戻す)
- 筋力強化(大腿四頭筋を中心に)
- 荷重訓練(体重をかける練習)
専門的な評価をもとに、お一人おひとりに合ったリハビリメニューを作成します。
◎②痛み・腫れ・拘縮へのアプローチ
- 鍼灸治療で膝周囲の筋緊張を緩める
- 超音波・ハイボルテージ治療で炎症の軽減
- 関節の滑走性を高めるモビライゼーション(関節運動)
痛みが強くて動かせない→動かさないことでさらに固くなるという悪循環を断ち切ります。
◎③再発防止・歩行指導
- 膝の使い方のクセをチェックし、歩き方・立ち方を改善
- 日常生活での注意点やセルフケアの指導
- スポーツや仕事復帰に向けた段階的な負荷調整
まとめ|桂東洋鍼灸整骨院
◆実際の患者様の声
60代・女性/主婦
自宅の階段で足を滑らせて転倒し、膝蓋骨を骨折。病院でギプス固定後、歩くのが怖くて相談しました。整骨院では痛みのケアだけでなく、膝の動きの訓練も無理なく丁寧にしてもらい、今では階段も問題なく上り下りできるようになりました。
30代・男性/配送業
バイク事故で膝のお皿が割れてしまい、術後のリハビリで来院。最初は膝が曲がらず不安でしたが、ストレッチや電気治療を受けるうちに徐々に可動域が戻り、今では業務に復帰できました。もっと早く通えばよかったと思います。
◆よくある質問(Q&A)
Q1:膝蓋骨骨折後、整骨院に通うタイミングは?
A:手術やギプス固定後、医師の許可が出たら早めのリハビリが大切です。痛みが落ち着いてきたらすぐにご相談ください。
Q2:整骨院で骨折の治療はできますか?
A:初期の診断・応急処置は整形外科が基本ですが、整骨院では回復期のリハビリや痛み・可動域の改善を専門的に行います。
Q3:どのくらいの期間で治りますか?
A:骨癒合には6〜8週間かかり、その後のリハビリを含めると3〜6ヶ月程度が目安です。個人差があるため、症状に応じて調整します。
Q4:再発を防ぐにはどうすればいい?
A:大腿四頭筋の筋力強化、正しい歩き方・膝の使い方を学ぶことが重要です。当院では再発予防に特化したトレーニングも行っています。
Q5:保険は使えますか?
A:病院での診断・治療後であれば、**整骨院でのリハビリは健康保険の対象になることがあります。**詳細は来院時にご説明いたします。
◆まとめ|膝蓋骨骨折のリハビリ・痛み改善は整骨院でのケアがカギ
膝蓋骨骨折は、骨が治って終わりではありません。
「しゃがめない」「歩けない」「膝が曲がらない」など、日常生活に支障を残さないためには、リハビリとケアがとても重要です。
当院では、術後や保存療法後のリハビリプログラム、鍼灸・物理療法・運動療法を総合的に提供しています。
痛みがある方、回復が不安な方、再発を防ぎたい方は、ぜひ一度ご相談ください。