肩関節脱臼
- 転倒やスポーツ中に**「ゴキッ」という音とともに肩が外れた**
- 肘を体に寄せられず、腕がぶら下がったまま動かせない
- 肩前面に強い痛みと腫れがあり、無理に動かすと激痛が走る
- 整形外科で整復後、「再発を防ぐリハビリが重要」と言われたが方法がわからない
- 脱臼グセ(反復性脱臼)が心配で、日常動作やスポーツ復帰に踏み切れない
ひとつでも当てはまる方は、肩関節脱臼後の専門ケアが必要かもしれません。
肩関節脱臼とは|桂東洋鍼灸整骨院
肩関節脱臼とは?【定義とメカニズム】
肩関節の仕組み
肩関節(肩甲上腕関節)は、**上腕骨頭(ボール)と肩甲骨関節窩(受け皿)**で構成される“浅いお椀に球が乗った”形。可動域が広い反面、安定性に乏しく外力に弱いのが特徴です。
脱臼のメカニズム
最も多いのは前方脱臼。腕が外転・外旋した状態で強い力が加わると、上腕骨頭が前下方へ外れます。関節唇(リム)や関節包が損傷し、バンカート損傷・ヒルサックス損傷などの合併も起こりやすく、適切な後療法を怠ると再脱臼のリスクが高まります。
肩関節脱臼の原因とは|桂東洋鍼灸整骨院
なぜ起こる?【原因】
① スポーツ外傷
ラグビー・柔道・スノーボードなど転倒や接触の多い競技で発生率が高め。
② 交通事故・転倒
手を伸ばして地面を突いた際の衝撃が肩に集中。
③ 反復性脱臼
若年期の初回脱臼後に靱帯・関節唇の弛みが残り、ちょっとした動作で外れる状態に。
④ 先天的要因
関節窩が浅い、関節弛緩性が強い体質など。
放っておくとどうなる?【合併症・再発】
- 再脱臼率は10~90%(年齢・損傷範囲で変動)
- 関節内の軟骨損傷が進み変形性関節症へ移行
- 腋窩神経損傷によるしびれ・筋萎縮
- 肩まわりの筋力低下⇒**肩関節周囲炎(五十肩)**を誘発
- 投球・上肢荷重動作のパフォーマンス低下
「骨は戻ったから大丈夫」と放置すると、将来の慢性痛や可動域障害につながります。
肩関節脱臼の治療法とは|桂東洋鍼灸整骨院
整骨院・鍼灸でのアプローチ【施術内容&当院の強み】
H3: 急性期(~約3週)
- 患部外固定部位の循環改善:肩甲帯・頸部・背部へ手技療法
- 微弱電流・超音波で炎症コントロール&治癒促進
H3: 拘縮予防期(3~6週)
- 医師の許可範囲内で振り子運動・関節モビライゼーション開始
- 鍼灸で三角筋・腱板の筋緊張を緩め、痛みを低減
H3: 筋力再教育期(6~12週)
- インナーマッスル特化EMS&徒手抵抗で腱板機能を再構築
- 姿勢‐肩甲骨‐体幹を連動させるCKC(閉鎖性運動連鎖)訓練
H3: 競技復帰期(3か月~)
- スポーツ別プライオメトリクスや投球フォーム解析
- 再脱臼予防テーピング、セルフストレッチ指導
当院の強み
- 医療機関と連携し、画像・診断結果を共有
- トレーナー資格保持スタッフによる競技特化プログラム
- 鍼灸×手技×物理療法の多角的アプローチで再発率低減
まとめ|桂東洋鍼灸整骨院
実際の患者様の声
20代・大学ラグビー部
試合中に肩を脱臼。整形外科で整復・固定後、当院でリハビリを開始しました。鍼灸で痛みが和らぎ、段階的な筋トレで3か月後に復帰。フォームチェックもしてもらい、シーズンを通して再発なし!
よくある質問(Q&A)
- Q. 整骨院でも脱臼を“入れる”ことはできますか?
A. 初回・再発ともに整復は医師の領域です。当院は医療機関で整復後のリハビリと再発予防を担当します。 - Q. 脱臼直後はいつから通院できますか?
A. 痛みと炎症が落ち着く48~72時間以降が目安。固定中でも周囲組織のケアは可能です。 - Q. 鍼灸はどのフェーズで有効ですか?
A. 急性期の痛み緩和から筋力再教育期まで幅広く活用。瘢痕組織の柔軟化にも有用です。 - Q. 保険は適用されますか?
A. 脱臼・骨折後のリハビリは原因が明確なため健康保険適用となる場合があります。詳細は初診時にご説明します。 - Q. 何回くらいでスポーツに戻れますか?
A. 一般的に3か月前後を目標としますが、年齢・損傷度・競技レベルで前後します。途中で評価しながらプログラムを調整します。
まとめ
肩関節脱臼は**「整復して終わり」ではありません**。
再発防止と機能回復には、的確なリハビリと全身バランスの再構築が不可欠です。
- 「脱臼グセがつかないか不安」
- 「早く競技に復帰したい」
- 「肩が固まって痛い」
そんなお悩みは、ぜひ一度ご相談ください。