橈骨遠位端骨折
- 転倒して手をついた後、手首が腫れている
- 手首の周囲に強い痛みがある
- 指先や手の甲にしびれがある
- 手首を動かすと激しい痛みが走る
- コップやスマホなど軽い物も持てない
- ギプスが外れたが手首がうまく動かせない
このような症状がある方は「橈骨遠位端骨折」の可能性があります。
早期の処置と、骨折後のリハビリ・ケアがとても大切です。
橈骨遠位端骨折とは|桂東洋鍼灸整骨院
橈骨遠位端骨折とは?|手首の骨の骨折で最も多い部位
橈骨(とうこつ)とは、前腕(ひじから手首まで)の親指側にある骨で、「橈骨遠位端」はその骨の手首に近い部分を指します。この橈骨遠位端骨折は、手首の骨折の中で最も頻度が高く、特に転倒して手をついた際などに起こりやすいのが特徴です。
多くは、高齢者の転倒や、若年層ではスポーツ中のケガや交通事故によって起こります。
橈骨遠位端骨折の分類
- コーレス骨折(Colles骨折):手のひら側に折れて骨片が背側(甲側)にずれる
- スミス骨折(Smith骨折):手の甲側に折れて骨片が手のひら側にずれる
- 関節内骨折:関節面にかかる骨折で、変形や関節障害のリスクが高い
橈骨遠位端骨折の原因とは|桂東洋鍼灸整骨院
なぜ起こる?橈骨遠位端骨折の原因
◆ 転倒時に手をつく
もっとも多い原因は転倒して手を前に出して支えたときです。体重が一点にかかることで骨折に至ります。特に高齢者や骨粗しょう症の方は、軽い衝撃でも骨が折れやすいため注意が必要です。
◆ スポーツや事故による衝撃
サッカーやバスケットボールなどのコンタクトスポーツ、スケートやスノーボードなどで手をついた際にも発生しやすいです。また、バイク・自転車の転倒、交通事故などでも生じることがあります。
放っておくとどうなる?|骨折後の後遺症リスク
橈骨遠位端骨折は、見た目に変形がなくても関節面がズレていることもあり、放置や自己判断は危険です。適切な固定やリハビリを怠ると、以下のような後遺症が残ることがあります。
- 手首の関節可動域の制限(曲げ伸ばしがしにくい)
- 関節の変形や痛みが慢性化
- 指先のしびれや神経障害
- 日常生活動作(家事・育児・仕事)に支障
早期に整形外科での診断・治療を受け、その後のリハビリやサポートを整骨院・鍼灸院で行うことが、後遺症を残さないポイントです。
橈骨遠位端骨折の治療法とは|桂東洋鍼灸整骨院
整骨院・鍼灸でのアプローチ|機能回復をサポートします
骨折の治療はまず整形外科での整復・固定が基本となります。その後、ギプス固定期間が終了した後のケアやリハビリは、整骨院での施術が非常に効果的です。
当院でのアプローチ
- 固まった筋肉・関節の柔軟性回復
ギプス固定後は筋肉がこわばり、関節も硬くなります。手首・指の動きを取り戻すため、手技療法(手首・前腕の調整)や関節モビライゼーションを行います。
- ハイボルテージ・超音波治療で痛み軽減・回復促進
高周波・超音波を活用し、痛みの軽減や組織の再生促進を図ります。リハビリの痛みを軽くしながら、回復をスムーズに導きます。
- 鍼灸による血流改善としびれへの対応
しびれや神経症状に対しては、鍼灸によるアプローチも効果的です。前腕や手根管付近の筋肉を緩め、神経の圧迫を軽減します。
- 日常生活へのアドバイス
荷重のかけ方やリハビリの進め方など、日常生活で注意すべき点も丁寧にアドバイスします。
まとめ|桂東洋鍼灸整骨院
実際の患者様の声(仮)
「転倒して手首を骨折し、ギプスが外れた後に整骨院でリハビリを始めました。手が全く動かず不安でしたが、先生の丁寧な説明と施術で徐々に動かせるようになり、日常生活がとても楽になりました。」(60代女性)
「整形外科で治療は終わったと言われたけど、痛みやしびれが残っていました。鍼灸とリハビリで手首がスムーズに動くようになり、仕事にも復帰できました!」(40代男性)
よくある質問(Q&A)
Q1. 骨折後どのくらいで整骨院に通えますか?
- 基本的にはギプスやシーネなどの固定が外れたタイミングで通院をおすすめします。痛みの具合によっては、軽い施術から開始することも可能です。
Q2. 整骨院の施術は痛くありませんか?
- 骨折部位に直接強い刺激を与えることはありません。痛みの度合いや回復段階に合わせて、ソフトな施術から始めますのでご安心ください。
Q3. 保険は使えますか?
- 骨折後のリハビリ目的での通院は、医師の同意があれば健康保険適用が可能なケースもあります。詳しくはスタッフまでお気軽にご相談ください。
Q4. しびれが残っているのですが、治りますか?
- 神経にダメージがある場合、しびれは時間がかかることがありますが、鍼灸や物理療法で回復をサポートできます。完全に改善しない場合も、症状を和らげる方法はあります。
Q5. 骨折した部分以外も痛むのですが関係ありますか?
- 骨折後は無意識に他の筋肉でかばうため、肩・肘・背中などに負担がかかることがあります。当院では、身体全体のバランスも考慮して施術します。
まとめ|橈骨遠位端骨折後のケアは整骨院で
橈骨遠位端骨折は、日常生活に大きな支障をきたす骨折です。骨折自体が治癒しても、その後の可動域制限や痛み、しびれといった症状が残ってしまうこともあります。
整骨院では、医師の指導のもとでリハビリ・機能回復のサポートを行い、再発予防まで丁寧に対応いたします。
もし、「手首がうまく動かない」「しびれが残っている」などの症状でお悩みでしたら、お気軽に当院までご相談ください。一日でも早く、快適な日常を取り戻しましょう!