有痛性外脛骨障害
- 土踏まずの内側が痛む
- スポーツ後や歩いた後に足の内側が腫れる
- 押すと強い痛みがある
- 足の内側が出っ張っており、靴に当たって違和感がある
- 成長期のお子さんが「足の内側が痛い」と訴える
- 休むと良くなるが、運動を再開すると再発する
このような症状がある方は「有痛性外脛骨障害(ゆうつうせいがいけいこつしょうがい)」の可能性があります。
有痛性外脛骨障害とは|桂東洋鍼灸整骨院
◆有痛性外脛骨障害とは?【症状の定義とメカニズム】
「外脛骨(がいけいこつ)」とは、足の内くるぶしの下、土踏まずの内側にある**余分な骨(副骨)**のことを指します。誰もが持っているわけではなく、日本人では10~15%程度に存在すると言われています。
この外脛骨があることで、後脛骨筋(こうけいこつきん)という筋肉が過剰に引っ張られたり、靴に当たって刺激されたりすることで炎症や痛みが起こる状態を、「有痛性外脛骨障害」と呼びます。
外脛骨自体は先天的な骨の変異ですが、それが運動・成長・体重増加・靴の圧迫などの外的要因と合わさることで、痛みを伴う障害へと進行します。
有痛性外脛骨障害の原因とは|桂東洋鍼灸整骨院
◆なぜ起こる?【原因の解説】
🔹成長期と筋力のアンバランス
成長期には骨の成長が筋肉より早く進むため、筋腱の付着部に負担がかかりやすくなる傾向があります。後脛骨筋が強く引っ張ると、外脛骨に炎症が起きやすくなります。
🔹スポーツによる繰り返しの負荷
サッカー、バスケットボール、ダンスなど、足の内側に体重がかかる競技では特に発症しやすく、ジャンプやターン動作が多いほどリスクが高まります。
🔹靴の圧迫や足の構造
硬くて合わない靴や、**扁平足・過回内足(内側に倒れ込む足)**といった構造的な問題も、外脛骨に刺激を加えやすく、症状の一因になります。
◆放っておくとどうなる?【悪化リスクと注意点】
有痛性外脛骨障害は、初期のうちに適切なケアを行えば回復が期待できる疾患です。しかし放置すると、次のような問題が起こることがあります。
- 痛みの慢性化(数ヶ月~数年続くケースも)
- スポーツや部活動への支障
- 足部アーチの崩れ(扁平足の進行)
- 歩行バランスの悪化による膝痛・腰痛などの二次的障害
特に成長期は、正しい姿勢と足の使い方を身につける重要な時期。早期発見・早期対応が、将来の運動能力や健康を左右する可能性もあります。
有痛性外脛骨障害の治療法とは|桂東洋鍼灸整骨院
◆整骨院・鍼灸院でのアプローチ【施術内容と当院の強み】
当院では、有痛性外脛骨障害に対して以下のようなステップで施術・サポートを行います。
🔸初期評価と状態の把握
- 圧痛の有無、歩行パターン、アーチ構造を評価
- 症状が重度の場合は、提携医療機関での画像診断を案内
- 必要に応じて、レントゲンやMRI検査との連携も可能
🔸炎症期の対応(痛みが強い時期)
- アイシングや超音波治療、電気療法で炎症を抑える
- テーピングや足底板(インソール)によるアーチサポート
- 鍼灸施術で筋緊張の緩和・血流促進
🔸回復期・再発予防
- 後脛骨筋のストレッチと筋力強化
- 骨盤・膝・足首のアライメント調整(姿勢改善)
- 靴選びのアドバイス、歩行指導、運動指導
✅当院の強み
- 成長期のケアに特化したソフトな手技療法
- 鍼灸治療で自然治癒力を高める
- スポーツ復帰に向けた段階的リハビリメニュー
- 足の専門知識を持つスタッフが丁寧に対応
まとめ|桂東洋鍼灸整骨院
◆患者様の声
12歳・男子(サッカー部)
土踏まずの内側が痛くなり、病院では「有痛性外脛骨」と言われました。整骨院ではテーピングやストレッチ、インソールの指導をしてもらい、運動を休まず続けることができました。今では痛みもなく、毎日練習に参加できています!
◆よくある質問(Q&A)
Q1. 「外脛骨」は治らないのですか?
- 外脛骨自体は先天的な骨構造で消えるものではありませんが、痛みや炎症をコントロールすることで問題なく生活・運動が可能です。
Q2. 手術は必要でしょうか?
- 大半は保存療法(手術しない治療)で改善が期待できます。慢性化や骨の癒合不全がある場合のみ、整形外科での手術が検討されます。
Q3. スポーツを続けながら治療できますか?
- 痛みの強さによって判断しますが、**テーピングやインソールなどでサポートしながら競技を継続できる場合もあります。**当院では状態を見極め、無理のない範囲で指導します。
Q4. 扁平足も治療できますか?
- はい。扁平足によって外脛骨に負担がかかるケースが多いため、アーチを支える筋力強化や歩行指導、インソールの使用などを行います。
Q5. 子どもが痛いと言っていますが、成長痛とは違うのでしょうか?
- 成長痛とは異なり、**局所的な腫れや圧痛、靴による圧迫痛がある場合は外脛骨障害が疑われます。**専門的な評価を受けることをおすすめします。
◆まとめ|放置せず、成長期の足のトラブルは早めの対処を
有痛性外脛骨障害は、成長期や運動量の多い方に起こりやすいトラブルです。
「土踏まずの内側が痛い」「運動後に腫れる」「靴が当たって痛い」などの症状がある場合は、早めに専門的な評価と施術を受けることが大切です。
当院では、患者様一人ひとりの状態に合わせた丁寧なアプローチで、再発しない身体づくりをサポートしています。
「このまま放っておいて大丈夫かな?」とお悩みの方は、お気軽にご相談ください。