半月板損傷
半月板とは|桂東洋鍼灸整骨院
- 解剖学的位置と構造
半月板とは、膝関節内にあるC字型(または三日月型)の軟骨組織のことを指します。膝関節には左右にひとつずつ、**内側半月板(medial meniscus)と外側半月板(lateral meniscus)**の2つが存在します。
これらは大腿骨と脛骨の間に挟まれるような位置にあり、関節の動きや衝撃吸収の役割を担っています。
- 半月板の役割
- 衝撃吸収(クッション機能)
歩行・走行・ジャンプなどの動作で生じる体重や衝撃を分散し、膝関節へのダメージを軽減します。 - 関節の安定化
大腿骨と脛骨の間にフィットして、骨のズレを防ぎ、膝の安定性を保ちます。 - 潤滑と栄養供給の促進
膝関節の滑液がうまく循環するようにサポートし、関節軟骨への栄養供給を助けます。 - 関節の適合性の向上
平らな脛骨の上に丸みのある大腿骨が乗る構造上、半月板があることで接触面積が増し、力の集中を防ぎます。
- 半月板の構造と血流
- 外側1/3:血流が豊富(Red zone)
この部分は自然治癒が期待できることもあります。 - 内側2/3:血流が乏しい(White zone)
自己修復が難しく、損傷すると手術などが必要になるケースも多いです。
半月板損傷の原因と症状とは|桂東洋鍼灸整骨院
💥 原因
① 急激な動作や外力
- スポーツ中のジャンプ・急停止・方向転換などで膝をひねった際に発生。
- サッカー、バスケットボール、スキー、柔道など、膝を酷使したり、急に負荷がかかる競技で多い。
② 交通事故などの外傷
- 車の衝突や転倒などの強い衝撃によって膝関節が不自然にねじれることで損傷するケース。
③ 加齢による変性(変性断裂)
- 中高年になると、半月板の水分量が減り、柔軟性が失われていくため、ちょっとした動作でも損傷しやすくなります。
- 正座やしゃがみこみ、階段の上り下りなど、日常の動作でも傷つくことがある。
④ 繰り返しのストレス
- ジョギング、重労働、膝の酷使による慢性的な圧迫・摩擦で少しずつダメージが蓄積していくことも。
⚠️ 症状
① 膝の痛み
- 損傷の場所や程度によって、膝の内側または外側に鋭い痛みを感じる。
- 特に階段の昇降やしゃがんだ時に痛みが増すのが特徴です。
② 腫れ(関節水腫)
- 半月板が損傷すると関節内で炎症が起こり、膝が腫れることがあります。
- 腫れが数日以内に繰り返す場合、損傷の可能性が高いです。
③ ロッキング(引っかかり)
- 膝の中で裂けた半月板が挟まり、動きが止まることがあります。
- 曲げた膝が「カクッ」と動かなくなったり、引っかかるような感覚がある。
④ 関節の不安定感
- 特に歩行時に「膝がガクッと抜ける感じ」がしたり、支えられていないような不安定感を覚えることがあります。
⑤ 可動域制限
- 曲げ伸ばしがスムーズにできなくなり、特にしゃがみ込む動作が困難になるケースが多いです。
半月板損傷の治療とは|桂東洋鍼灸整骨院
【骨盤矯正】
膝への負担を軽減 骨盤の位置が整うと、膝にかかるねじれや偏った荷重が減ります。
姿勢の改善 骨盤の傾きが改善されることで、正しい立ち方・歩き方が可能に。
歩行のバランス回復 歩行時の左右差が改善し、膝の再発防止にもつながります。
【鍼灸治療】
痛みの軽減 ツボ刺激で血流が改善し、痛みを抑える物質が分泌される
炎症の緩和 血行促進により炎症物質の排出がスムーズになる
筋肉の緊張緩和 周囲の筋肉のバランスを整え、膝への負担を軽減
【超音波ハイボルテージ治療】
炎症の軽減 深部組織にアプローチし、腫れや痛みを和らげる
組織修復の促進 軟部組織の修復スピードが高まり、治癒をサポート
血流の改善 半月板周囲の血流を良くし、栄養供給を促す
まとめ|桂東洋鍼灸整骨院
半月板は膝を安定させるために大事な所です。
気になることがあれば何でもご相談ください^^
桂東洋鍼灸整骨院でお待ちしております。