前十字靭帯損傷
前十字靭帯とは|桂東洋鍼灸整骨院
前十字靭帯(ACL:Anterior Cruciate Ligament)とは?
前十字靭帯(ACL)は、膝関節の中央にある主要な靭帯の1つで、大腿骨(太ももの骨)と脛骨(すねの骨)をつなぐ役割を持っています。ACLは、膝の前後方向の安定性を維持し、特に脛骨が大腿骨の前方へずれるのを防ぐ重要な働きをしています。
- 前十字靭帯の解剖学的特徴
膝関節には4つの主要な靭帯があり、それぞれが膝の安定性を保つ役割を担っています。
- 前十字靭帯(ACL):脛骨の前方移動を防ぐ
- 後十字靭帯(PCL):脛骨の後方移動を防ぐ
- 内側側副靭帯(MCL):膝の内側の安定性を保つ
- 外側側副靭帯(LCL):膝の外側の安定性を保つ
ACLは膝の中心にあり、大腿骨の内側顆(ないそくか)から脛骨の前方に向かって斜めに走る靭帯です。これは、膝がねじれる動作や急な方向転換の際に膝を安定させる役割を果たしています。
- 前十字靭帯の役割
ACLは主に以下の3つの役割を持ちます。
- 膝の前後方向の安定性を保つ
- 脛骨が大腿骨の前方へ動きすぎるのを防ぐ。
- 膝の回旋(ねじれ)を制御する
- 特に急な方向転換やジャンプの着地時に膝を安定させる。
- 膝の過伸展(伸びすぎ)を防ぐ
- 膝が反りすぎることで発生するケガを予防する。
スポーツ活動(特にサッカー、バスケットボール、スキーなど)では、これらの動きが頻繁に発生するため、ACLへの負荷が大きくなります。
前十字靭帯損傷の原因と症状とは|桂東洋鍼灸整骨院
- 前十字靭帯損傷の原因
ACL損傷は、主にスポーツや交通事故で発生します。特に以下のような動作が原因となります。
スポーツでの損傷
- 急な方向転換やストップ(例:サッカーやバスケのドリブル時)
- ジャンプ後の着地(例:バレーボールやバスケットボール)
- コンタクトプレー(接触)(例:タックルなどによる外力)
日常生活での損傷
- 階段や段差での転倒
- 交通事故による膝の衝撃
⚠ 特に女性は男性に比べてACL損傷のリスクが高い
理由として、骨盤の形状、筋力バランス、ホルモンの影響などが関係しています。
- 前十字靭帯損傷の症状
ACLが損傷すると、以下のような症状が現れます。
- 「ポキッ」という音や感覚(靭帯断裂時)
- 膝の強い痛みと腫れ(受傷後数時間で悪化)
- 膝の不安定感(ぐらつき・抜ける感じ)
- 歩行困難、特に膝をねじる動作ができない
ACL損傷は、しばしば半月板損傷や他の靭帯損傷(MCL損傷など)を伴うことが多いため、適切な診断と治療が必要です。
前十字靭帯損傷の治療法とは|桂東洋鍼灸整骨院
当院では主に三つの治療方法があります。
それは骨盤矯正治療、鍼灸治療、超音波治療です。
【骨盤矯正治療】
膝の負担軽減
骨盤が正しい位置にあると、体重が均等に分散され、膝の負担が減少します。
【鍼灸治療】
痛みの軽減(鎮痛効果)
鍼灸は、神経や筋肉に直接働きかけ、痛みを抑える効果があります。特に、ACL損傷による膝の痛みや筋肉の過緊張を和らげるのに有効です。
炎症の軽減・腫れの改善
鍼灸の刺激により、血流が改善し、炎症物質の排出を促進します。
【超音波治療】
損傷部位の回復促進(骨・靭帯の修復)
超音波治療は、細胞レベルでの修復を早める効果があります。
痛みの軽減
超音波には神経の過敏性を抑え、痛みを和らげる効果があります。
筋肉の柔軟性向上
超音波を当てることで、筋肉の深部まで温め、柔軟性を高めることができます。
まとめ|桂東洋鍼灸整骨院
このような症状は早めの治療が必要になってきます。
困ったことがあれば桂東洋鍼灸整骨院にご相談ください^^