上腕骨頚部骨折
- 転倒した後から、肩に強い痛みと腫れがある
- 肩を動かそうとすると激痛で動かせない
- レントゲン検査で「上腕骨頚部骨折」と診断された
- 固定が外れた後も腕が上がらず、生活が不便
- 手術や固定は終わったけど、リハビリの方法が分からない
- このまま後遺症が残らないか不安
このようなお悩みがある方は、骨折部位が自然に癒合しても、機能回復までには専門的なリハビリが必要です。
上腕骨頚部骨折とは|桂東洋鍼灸整骨院
上腕骨頚部骨折とは?【定義とメカニズム】
「上腕骨頚部骨折」とは、肩関節と上腕骨の境目にある「上腕骨近位部(頚部)」が折れてしまう骨折のことです。
この部分は、転倒や衝撃によって直接的に骨へ強い力が加わることで折れやすく、とくに高齢者に多くみられる骨折の一つです。
上腕骨頚部の特徴
- 骨が海綿質(スポンジ状)で柔らかく骨粗しょう症の影響を受けやすい
- 肩を構成する「腱板筋群(回旋筋腱板)」が集まる重要な部位
- 神経・血管が通るため、損傷によってしびれや感覚異常が出ることもある
上腕骨頚部骨折の原因とは|桂東洋鍼灸整骨院
なぜ起こるの?【原因とリスク】
🔹転倒・転落による直達外力
高齢者が手をつくことなく肩を直接打ちつけた場合など、最も多い原因です。
骨粗しょう症があると、軽度の衝撃でも骨が折れやすくなります。
🔹交通事故やスポーツ外傷
車やバイク、自転車事故による強い衝撃、またはコンタクトスポーツ中の高エネルギー外傷も原因になります。
🔹骨粗しょう症
骨密度が低下している方では、日常の軽微な衝撃でも発生することがあります。
放っておくとどうなる?【リスクと後遺症】
上腕骨頚部骨折は、骨が自然に癒合しても「機能回復までの道のり」が長い骨折です。適切なリハビリをしなければ、次のような後遺症が残る可能性があります。
- 肩の可動域制限(拘縮):腕が上がらない、後ろに回らない
- 筋力低下:肩~腕全体の筋肉が落ちて重だるさが続く
- **肩関節周囲炎(五十肩)**の誘発
- 神経症状:腕や手のしびれ、感覚低下
- 再骨折や転倒リスクの増加
高齢者の場合、「骨折⇒動かさない⇒筋力低下⇒歩行困難」という負のサイクルに陥りやすいため、早期リハビリが非常に重要です。
上腕骨頚部骨折の治療法とは|桂東洋鍼灸整骨院
整骨院・鍼灸でのアプローチ【施術内容・当院の強み】
当院では、整形外科での治療が終了した後も、「動きが戻らない」「生活が不便」といった機能回復を目的としたサポートを行っています。
🔸 固定明け直後(リハビリ初期)
- 肩周囲の軽度なモビライゼーション(関節調整)
- 手技療法で肩甲骨・肩周囲の循環改善
- 鍼灸施術で痛みの緩和と血流促進を図る
🔸 可動域改善期(リハビリ中期)
- 徒手によるストレッチと動作誘導
- インナーマッスル(腱板)の再教育
- 微弱電流や超音波治療器を併用し、関節のこわばりを解消
🔸 筋力回復・再発予防期(リハビリ後期)
- 肩関節~体幹の連動トレーニング
- 日常生活での動作指導や姿勢改善
- 必要に応じてEMS(電気刺激)やテーピングも活用します
🟩当院の強み
- 医療機関との連携体制により、画像診断・手術歴も踏まえた施術が可能
- 鍼灸・手技・物理療法を融合させた個別最適な施術プラン
- 高齢者のリハビリサポート実績も豊富で、家族との相談にも対応
まとめ|桂東洋鍼灸整骨院
実際の患者様の声
70代・女性
自宅で転倒し、上腕骨頚部を骨折。病院で2か月の固定後、肩がまったく動かなくなり不安でした。
こちらでリハビリを受け、最初は鍼とマッサージで痛みを和らげながら、少しずつ動かしてもらい、3か月で日常生活に困らない程度まで回復しました。家でもできる体操も教えてもらえて助かりました。
よくある質問(Q&A)
Q1. 上腕骨頚部骨折後、整骨院にはいつから通えますか?
- 医師の指示に従って固定が解除された後、早期から通院可能です。
骨がつくまでは安静が必要ですが、その後の関節拘縮や筋力低下を防ぐため、早めのリハビリが効果的です。
Q2. 鍼灸は骨折後の治療に効果がありますか?
- はい、非常に効果的です。
骨折部位に直接刺すことはありませんが、肩周囲の筋緊張緩和・血流改善・神経症状の緩和に鍼灸は有効です。
Q3. 高齢の親でも通って大丈夫ですか?
- ご高齢の方こそ、積極的なリハビリが必要です。
当院では、ご年齢・体力に応じた無理のないメニューを提供し、ご家族の送迎や相談も対応可能です。
Q4. リハビリはどれくらいの期間続ける必要がありますか?
- 一般的に3〜6か月ほどが目安です。
症状の重さ・年齢・日常生活の内容により個人差があるため、定期的に評価しながら調整していきます。
Q5. 保険は使えますか?
- 骨折のリハビリは健康保険適用が可能です。
医師の診断書や紹介状などがあるとスムーズです。詳しくは初診時にご説明いたします。
まとめ
上腕骨頚部骨折は**「骨がついたら終わり」ではありません。**
その後のリハビリによって、どれだけ肩の機能を取り戻せるかが、生活の質に直結します。
- 「まだ痛くて動かせない」
- 「このまま固まってしまうのではと不安」
- 「一人では何をすればいいか分からない」
そんなお悩みを、当院がしっかりサポートいたします。
鍼灸・手技・運動療法を組み合わせた総合的なアプローチで、無理なく安心して機能回復を目指しましょう。
お気軽にご相談・ご来院ください。
あなたの「元の生活を取り戻す力」を、私たちが全力で引き出します。