京都市西京区桂東洋鍼灸整骨院のグロインペイン症候群施術

グロインペイン症候群とは、鼠径部（太もものつけ根）に慢性的な痛みが出る状態で、特にサッカー選手に多いことから「サッカー選手症候群」とも呼ばれています。

ただし、これはサッカーに限ったものではなく、バスケットボールやラグビー、陸上、さらには日常生活で股関節に負担がかかる姿勢や動作の繰り返しでも発症することがあります。

この症状の厄介な点は、「単一の原因」ではなく、複数の組織・関節・筋肉が複雑に絡み合って発症していることです。

痛みの起点は股関節周辺ですが、実際の原因は以下のように多岐にわたります。

1. 内転筋群の過緊張・炎症
太ももの内側にある内転筋群（長内転筋・短内転筋・薄筋など）は、方向転換やキック動作時に強く使われる筋肉です。
これらが過剰に使われたり、柔軟性を失うと、筋付着部に炎症や痛みを引き起こします。

2. 腹直筋・鼠径部の牽引ストレス
腹筋と内転筋は、骨盤の前面で「恥骨結合」を共有しており、一方が硬くなればもう一方にもストレスが及びます。
特に腹圧とのバランスが悪くなると、恥骨周囲に炎症を生じやすくなります。

3. 股関節の可動域制限や不安定性
可動域が狭く、動きのスムーズさを欠くと、他の部位（腰部、内転筋、腸腰筋）に余計な負担がかかり、炎症や機能低下につながります。

4. 骨盤の歪みやアライメントの崩れ
長時間の座位姿勢や、片脚重心の癖、過去のケガなどによって骨盤が歪むと、左右差によるストレスが蓄積し、股関節周囲に慢性的な負担をかける要因になります。

グロインペイン症候群の改善には、**「どの部位が痛みの発信源か」だけでなく「なぜそこに負担がかかっているのか」**という根本原因へのアプローチが不可欠です。

当院では、以下のようなプロセスで施術を行います。

【1】詳細な評価と原因の特定
まずは姿勢・筋肉の硬さ・骨盤の動き・身体の動きを丁寧にチェック。
どの部位にストレスが集中しているかを洗い出します。

【2】鍼灸や超音波ハイボルテージによる深層筋アプローチ
内転筋・腸腰筋・腹直筋などの深層筋は、手技だけではアプローチしきれないこともあります。
当院では、鍼灸治療を組み合わせることで、筋緊張の緩和・血流改善・炎症抑制・自然治癒力の活性化を図ります。

【3】骨盤・股関節の調整
関節の可動域を取り戻すために、無理のない矯正やモビリゼーションを行い、股関節と骨盤が正しい位置で連動できる状態に整えます。

グロインペイン症候群は、単なる筋肉痛や関節炎と違って、構造的・機能的な問題が複雑に絡んでいます。

そのため、湿布や電気、安静といった対処療法だけでは根本改善に至らず、「治ったと思ったのにまた再発…」というサイクルになりがちです。

当院では、再発しない身体作りまでを見据えた治療計画をご提案します。

それぞれの症状・体質・生活習慣に合わせて、完全オーダーメイドで対応いたします。

「今までいろいろな治療を受けたけど、改善しなかった」
「もう運動をあきらめようかと思っていた」

そんなお声を多く聞いてきました。
でも、諦める前にもう一度、私たちにあなたの身体を診させてください。

グロインペイン症候群は、正しく原因を突き止め、必要なアプローチを行えば改善できる可能性が高い症状です。

桂東洋鍼灸整骨院は、あなたの「もう一度思い切り動きたい」という気持ちを全力でサポートします。