舟状骨骨折
- 手をついて転んでから手首が痛い
- 親指の付け根のあたりを押すとズキッと痛む
- 手首の動かしづらさや違和感が続いている
- 痛みの割に腫れが目立たないので我慢している
- 「捻挫だと思っていたけど、なかなか良くならない」
これらに当てはまる方は、「舟状骨骨折」の可能性があります。初期には痛みも軽く、捻挫と間違いやすいこの骨折。ですが、放っておくと重大な後遺症につながることもあるため、早期の対応が大切です。
舟状骨骨折とは|桂東洋鍼灸整骨院
🩺 舟状骨骨折とは?(症状の定義とメカニズム)
舟状骨骨折とは、手首の中にある「舟状骨(しゅうじょうこつ)」という小さな骨が折れるケガのことです。この骨は親指の付け根付近にあり、手の動きを支える重要な部分です。
手をついて転倒した際や、スポーツ中の衝撃などで起こりやすく、骨折しても腫れが少ないため、見過ごされがちです。レントゲンにも写りにくいことがあり、骨折に気づかずに過ごしてしまうケースも多く見られます。
舟状骨骨折の原因とは|桂東洋鍼灸整骨院
📍 なぜ舟状骨骨折が起こるのか?(原因の解説)
舟状骨骨折の主な原因は以下の通りです:
- 転倒時に手をつくなどの衝撃
- スポーツ中の接触や転倒(スケートボード、スノーボード、バスケなど)
- 交通事故などで手首を強打した場合
- オーバーユースによる疲労骨折(まれですが可能性あり)
とくに多いのが「手をついて転んだとき」。体重がそのまま手首にかかり、舟状骨に集中して負荷がかかることで骨折します。
⚠️ 放っておくとどうなるの?(放置によるリスク)
舟状骨は血流が乏しい部分があり、骨折すると自然治癒が難しいことが特徴です。以下のようなリスクが考えられます。
- 骨がくっつかず「偽関節(ぎかんせつ)」になる
- 慢性的な手首の痛みや動かしづらさが残る
- 将来的に変形性関節症を引き起こすことがある
- 日常生活や仕事、スポーツに大きな支障が出る
初期の軽い痛みだからといって自己判断で済ませると、後になって大きな問題を抱えることになります。違和感を感じたら、早めに医療機関を受診しましょう。
舟状骨骨折の治療法とは|桂東洋鍼灸整骨院
当院のアプローチ
✅ 固定後のリハビリ・手技療法
ギプスやシーネ固定後、手首の動きが悪くなったり、筋力が低下していたりします。可動域を広げる手技やストレッチで、元の状態に近づけていきます。
✅ 超音波治療器や電気治療による組織回復サポート
微弱電流や超音波治療は、組織の代謝を促進し、骨癒合のサポートや痛みの軽減に有効です。
✅ 鍼灸による血流改善と炎症の軽減
患部周辺への鍼灸刺激は、血流を促進し、自然治癒力を引き出すことで、回復を助けます。手首や前腕の筋肉の緊張緩和にも効果があります。
✅ 生活・スポーツ復帰までの細やかな指導
日常生活での手の使い方や再発予防のアドバイスも徹底しています。必要に応じてテーピングやサポーターの指導も行います。
まとめ|桂東洋鍼灸整骨院
💬 実際の患者様の声(仮)
「転んだときに手をついてから痛みがありましたが、たいしたことないと思っていました。整骨院でのアドバイスで整形外科を受診して骨折と判明。その後もリハビリを丁寧に見ていただき、今では痛みもなく仕事に復帰できています。」(40代・男性・配送業)
❓ よくある質問(Q&A)
Q1. 舟状骨骨折は整骨院で治療できますか?
- 初期の診断・固定は整形外科での対応が必要です。ただし、固定後のリハビリや手首の機能回復には整骨院の施術が大きな助けになります。
Q2. 骨折しているのに動かせてしまうのはなぜ?
- 舟状骨骨折は小さな骨の骨折で、全く動かせないというケースは少なく、痛みが軽度で済むこともあります。だからこそ見逃されやすく、注意が必要です。
Q3. 骨がくっつくまでどのくらいかかりますか?
- 個人差はありますが、通常は6〜12週間ほどかかります。血流の少ない舟状骨は治癒に時間がかかるため、リハビリも慎重に進めます。
Q4. どの段階から整骨院で施術を受けてもいいですか?
- ギプス固定が取れた段階からリハビリを始めるとスムーズです。整形外科での診断結果をお持ちいただければ、施術計画も立てやすくなります。
Q5. 舟状骨骨折の再発はありますか?
- 適切に治療・リハビリすれば再発リスクは低くなります。ただし、筋力や柔軟性が十分に戻っていない状態でのスポーツ復帰は再発の要因になることがあります。
📝 まとめ
舟状骨骨折は一見軽傷に思えますが、放置すると長期にわたって後遺症を残す可能性のあるケガです。適切な診断と初期治療、そして丁寧なリハビリがとても重要です。
当院では、整形外科と連携しながら、患者様一人ひとりの状態に合わせたリハビリと施術を提供しています。手首の痛みや違和感が続く方は、まずはお気軽にご相談ください。初期対応が早ければ早いほど、回復も早まります。