モートン病
- つま先の付け根にしびれるような痛みがある
- 靴を履いて歩くと、足の裏に灼熱感や電気が走るような痛み
- 第3趾と第4趾(中指と薬指)の間に痛みやしびれが集中する
- 指の間に小石が挟まっているような違和感
- 靴を脱ぐと少し楽になるが、長時間歩くとまた痛む
- ハイヒールや細身の靴を履くと悪化する
- 痛みで長く歩くのが辛く、買い物や通勤も苦痛に感じる
このような症状が当てはまる方は、「モートン病(モートン神経腫)」の可能性があります。
モートン病とは|桂東洋鍼灸整骨院
◆モートン病とは?【症状の定義とメカニズム】
モートン病とは、足の裏(前足部)にある神経が慢性的に圧迫・刺激されることで起こる神経障害です。
正式には「モートン神経腫(Morton’s neuroma)」と呼ばれ、足の中指と薬指の間(第3・第4中足骨の間)に多く発症します。
足の中足骨間を走る神経(足底神経)が、骨や靭帯、足の構造物に挟まれるような状態で摩擦・圧迫されることで、神経が肥厚し、しびれや鋭い痛みを引き起こすのです。
特に、足に合わない靴・ヒールの高い靴・長時間の歩行や立ち仕事などによって悪化しやすい傾向があります。
モートン病の原因とは|桂東洋鍼灸整骨院
◆なぜ起こる?【原因と発症リスク】
🔸足に合わない靴の着用
つま先の狭い靴、ヒールの高い靴は前足部に過度な圧迫や負荷を与えるため、モートン病を誘発しやすくなります。
🔸中足骨間靭帯の摩擦
足の指の付け根には「深横中足靭帯」という靭帯があり、この部分で神経が挟まれやすくなる構造があります。靴の圧迫や歩行時の体重移動が加わることで摩擦が起こり、神経が炎症・肥厚してしまいます。
🔸足の構造異常(偏平足・開張足)
足のアーチ構造が崩れることで、中足骨の間が狭くなり、神経を圧迫しやすい状態になります。偏平足、開張足、回内足の方に多く見られます。
🔸筋力低下や姿勢のクセ
体幹の弱さや姿勢不良によって、歩き方・立ち方が崩れ、足に偏った負担がかかることでモートン病を引き起こすケースもあります。
◆放っておくとどうなる?【悪化と日常生活への影響】
モートン病は、初期段階では歩行時や靴を履いたときの軽い違和感やしびれ程度ですが、放置すると神経が肥厚・損傷し、次第に以下のような状態に進行します。
- 安静時でもジンジンするような神経痛が起こる
- 足裏を押すと強い痛みやしびれが続く
- 歩行が困難になることで活動量が減少し、全身の健康にも悪影響
- 痛みをかばった歩き方が癖になり、膝・腰・股関節への負担が増加
中には、「手術で神経腫を摘出」しなければならないほど進行してしまうケースもあるため、初期のうちに対応することが非常に重要です。
モートン病の治療法とは|桂東洋鍼灸整骨院
◆整骨院・鍼灸でのアプローチ【施術内容・当院の強み】
当院では、モートン病に対して以下のような保存的かつ多角的なアプローチで改善を目指します。
🔹検査・評価
- 足の骨格バランス、アーチ構造、圧痛部位をしっかり評価
- 必要に応じて、医療機関での画像診断を提案・連携
🔹痛みの緩和
- 低周波・微弱電流・超音波療法などで炎症部位の神経の回復をサポート
- 鍼灸治療による神経への血流改善・神経過敏の鎮静化
- 足底筋・下腿部の筋緊張を緩める手技療法
🔹原因へのアプローチ
- 偏平足・開張足に対するアーチサポート(テーピング・インソール指導)
- 歩行指導や姿勢調整、骨盤・股関節の可動域改善
- 必要に応じて筋力トレーニングやセルフケア指導も行います
✅当院の強み
- 足の構造に精通した施術者による的確な原因分析と対応
- 痛みの改善だけでなく、再発を防ぐ身体作りまでサポート
- 鍼灸・物理療法・手技を症状に合わせて使い分けた統合アプローチ
まとめ|桂東洋鍼灸整骨院
◆患者様の声
50代女性/営業職
数か月前から足の指の付け根にしびれがあり、歩くたびにズキズキするようになりました。モートン病と診断され、整骨院での電気治療や鍼、ストレッチ指導を受けたところ、3週間ほどでかなり楽になりました。再発しないように靴のアドバイスもしてもらえたので安心です。
◆よくある質問(Q&A)
Q1. モートン病は自然に治りますか?
- 初期段階であれば、靴の見直しや休息で改善することもありますが、**原因を放置していると悪化する可能性が高いです。**根本的な原因を見極め、適切なケアが重要です。
Q2. 手術を受けなければ治らないのですか?
- 手術は最終手段であり、多くの方は**保存療法で改善が期待できます。**当院でも保存療法で多くの改善例がありますので、まずはご相談ください。
Q3. 整骨院の施術でどのくらいでよくなりますか?
- 症状の程度や生活環境にもよりますが、3~6週間ほどで痛みが軽減するケースが多くあります。個別の状態に合わせてプランを立てて施術します。
Q4. ハイヒールやパンプスは履いても大丈夫ですか?
- 痛みがある間は避けていただいた方が良いです。回復後もクッション性の高いインソールの使用や、適切な履き方の指導をさせていただきます。
Q5. 男性でもなりますか?
- はい。発症頻度は女性の方が高いですが、長時間の立ち仕事や合わない靴を履いている男性にも起こります。
◆まとめ|足のしびれや違和感を感じたら、早めのケアを
モートン病は、初期の段階では「ただの疲れかな」「靴が合ってないだけかも」と見過ごされがちですが、進行すると生活の質を大きく下げる疾患です。
日常生活やお仕事、外出時のストレスを減らすためにも、早期のケアをおすすめします。
当院では、丁寧なカウンセリングと状態評価、原因へのアプローチを通じて、再発しにくい体づくりまでサポートいたします。
少しでも気になる方は、お気軽にご相談ください。