ボクサー骨折(中手骨骨折)
- 手の甲が腫れていて、痛みが強い
- 拳を握ることができない、握ると激痛が走る
- 転倒して手をついた後から、手が腫れて動かしにくい
- 殴ったあとから手の甲に違和感や腫れがある
- 指先の感覚が鈍くなってきた
このような症状がある場合、「ボクサー骨折」の可能性があります。放っておくと関節の動きに障害が残ることもあるため、早期の対応が大切です。
ボクサー骨折とは|桂東洋鍼灸整骨院
ボクサー骨折とは、手の中手骨(ちゅうしゅこつ)と呼ばれる骨の骨折で、特に小指側(第5中手骨)の骨折を指します。
拳を握った状態で物を強く殴った際に発生しやすく、格闘技や喧嘩などが原因となることから「ボクサー骨折」と呼ばれますが、日常生活でも転倒時に手をつく、壁を叩いてしまうなどのアクシデントでも起こり得ます。
骨折部位は手の甲の中でも小指側に多く、拳の盛り上がりが平らになっているのが特徴です。
ボクサー骨折の原因とは|桂東洋鍼灸整骨院
強い外力による衝撃
主な原因は、握りこぶしの状態で物に衝突することです。具体的には以下のようなケースがあります。
- 喧嘩や格闘技での殴打
- 転倒して手をついた際の衝撃
- イライラして壁や机を殴ったとき
- スポーツ中のアクシデント(特にバスケットボールやラグビーなど)
骨の脆弱性
加齢や栄養不足、過去の骨折の既往などにより、骨が弱くなっている場合も発生しやすくなります。
放っておくとどうなる?
骨折は自然にくっつくと思われがちですが、位置がずれたまま骨が固まると、機能障害や変形が残るリスクがあります。
- 指がまっすぐ伸びなくなる
- 握力が戻らない
- 指の可動域制限が残る
- 手を使う作業に支障が出る
特に小指は手全体のバランスに関わる重要な部位です。適切な整復とリハビリが行われないと、後遺症が残ってしまうこともあるため、油断は禁物です。
ボクサー骨折の治療法とは|桂東洋鍼灸整骨院
当院での対応
当院では、ボクサー骨折に対して以下のような施術を行っています。
- 応急処置・整復
腫れや痛みが強い初期段階では、**骨の位置を確認し、必要に応じて整復(ずれた骨の位置を戻すこと)**を行います。整復が困難な場合は医療機関と連携し、レントゲンやMRI検査を受けていただく場合もあります。
- テーピング・包帯による固定
骨の位置を安定させるために、専用の固定具やテーピングを用いて患部をサポートします。固定は回復を促進し、痛みを軽減するうえでも重要です。
- 鍼灸施術による炎症と痛みの緩和
鍼灸を併用することで、腫れや炎症の軽減、自然治癒力の促進を図ります。回復期には血流を促進し、筋肉の硬さを防ぐことでリハビリ効果も高まります。
- 機能回復のためのリハビリ
可動域を保ち、日常生活に支障のないようにするためのストレッチ・筋力トレーニング・神経系のリハビリを行います。
まとめ|桂東洋鍼灸整骨院
実際の患者様の声(仮)
「壁を殴って手が腫れたのでこちらに来ました。整形外科では“折れてるけど自然に治る”と言われたのですが、不安だったのでこちらでリハビリをお願いしました。リハビリやテーピングでサポートしてもらえて、今では元通り使えるようになりました!」(30代 男性)
「バスケットのプレイ中に相手とぶつかって転倒し、手をついた時にボクサー骨折になりました。鍼灸で痛みが減り、毎回丁寧に診てくださって安心できました。」(20代 女性)
よくある質問(Q&A)
Q1:ボクサー骨折は整骨院だけで治せますか?
A:骨のズレが軽度であれば整骨院での整復と固定、リハビリで対応可能です。
ただし、レントゲンが必要な場合や、手術適応のズレがある場合は医療機関と連携して対応します。
Q2:どのくらいの期間で治りますか?
A:個人差はありますが、3~6週間程度で骨が癒合します。
その後も可動域の回復にはさらに数週間のリハビリが必要です。
Q3:鍼灸はどのタイミングで受けるのが効果的ですか?
A:痛みや腫れがある初期段階からでも可能です。
炎症の緩和、回復促進に非常に有効です。
Q4:運動復帰はいつから可能ですか?
A:痛みがなく、可動域や握力が回復してからです。
医師や施術者の判断のもとで、無理なく復帰を目指しましょう。
Q5:保険は使えますか?
A:外傷性の骨折であれば健康保険の適用対象となる場合があります。
詳細はご来院時にご相談ください。
まとめ:早期の処置とリハビリで機能を守りましょう
ボクサー骨折は、軽く見られがちな手のケガですが、放置すると指の変形や動きの障害につながる可能性があります。整骨院では、骨折初期からリハビリまで、幅広くサポート可能です。
「ただの打撲だと思ったけど、なかなか腫れが引かない」
「手を動かすと痛みがある」
そんなときは、お早めにご相談ください。適切な処置で、後遺症を残さないための第一歩を踏み出しましょう。